「とりあえずやっとこ」は、心のノイズ
毎日、なんとなく「やらなきゃ」と感じていることに追われていませんか?
・返信しなきゃいけないLINE
・片づけてない書類の山
・今月こそ始めようと思ってたアレコレ
実はその多くが、「やらなきゃ」ではなく「やらなきゃと思い込んでるだけ」かもしれません。
“やるべき”の正体は、外から貼られたラベル
「普通こうするよね」
「ちゃんとしてる人なら当たり前」
「それくらいやらないとダメ」
そんな風に、自分の中にしみ込んでいる“やるべき”の感覚。
よく見てみると、それは“自分の意思”ではなく、“他人の基準”かもしれません。
“やりたい”が埋もれていく仕組み
頭の中が“やるべき”でいっぱいになると、“やりたい”がどんどん後回しになります。
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心が動いた本を読む時間
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気になっていたあの場所に行ってみること
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「なんとなく惹かれる」人との会話
そういう「自分から湧き上がる動き」が後回しになればなるほど、自分の本音に鈍感になっていきます。
“今すぐ”と“いつか”を仕分けてみる
忙しいときこそ、1回立ち止まってみてください。
今、抱えているタスクを「今すぐ」「いつか」で仕分けてみる。
そして、“今すぐ”に残ったものを、さらに「本当に必要?」「誰のため?」と問い直す。
意外と、“やらなくてもいいこと”が紛れ込んでいることに気づきます。
「今やらない自分はダメ」じゃない
後回しにしたら「怠けてる」「逃げてる」ような気がして不安になる。
でも、やることを“選び直す”ことと、“サボる”ことは違います。
“やるべき”を見直す勇気が、自分の人生の主導権を取り戻す第一歩になるのです。
おわりに:本音から選び直す習慣を
“やりたい”を後回しにし続けると、人生のどこかで「これでよかったのか?」という疑問が湧いてきます。
でも、今ここから「本音で選び直す習慣」を身につければ、
未来はもっと自分らしく、軽やかなものになっていきます。
🎯 今週の“考える力”の宿題
今週は、ToDoリストの中から「本当に“今”やるべきこと」を3つだけ選んでください。
そして、次の問いを添えてみましょう:
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「これは、“誰のため”にやるの?」
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「それ、本当に“今”じゃなきゃダメ?」
▶️次回予告
第9話|「私、ちゃんとできてる?」
──“がんばりすぎ”が起こる心理構造