「考えてるつもり」が“悩みのループ”になるとき
「ちゃんと考えなきゃ」と思っていたのに、気づけば何時間も同じことをグルグル悩んでいた──そんな経験、ありませんか?
考えることと、悩むことは、似ているようでまったく違います。
違いを見分けるだけで、「本当に必要な思考」にだけ力を使えるようになり、必要なときに“自分の力で決められる人”へ近づきます。
“考える”と“悩む”の違いは、動きに表れる
考えているとき:
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整理されていく
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視野が広がっていく
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選択肢が見えてくる
悩んでいるとき:
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視野が狭まる
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思考が止まる
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「できない」「ダメかも」という言葉が増える
「情報不足」ではなく「思考の未整理」
「もっと情報を集めれば…」
「誰かの意見を聞けば…」
外に答えを求めるほど、かえって悩みは深まることも。
多くの場合、必要なのは“情報”ではなく、“問い直し”による思考の整理です。
悩みに気づいたときの“問い直し”
悩み始めたと感じたら、こんな問いを使ってみてください:
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「私は今、“考えてる”? それとも“悩んでる”?」
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「選べない? それとも、選びたくないだけ?」
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「何を避けているんだろう?」
脳の視野が広がり、気持ちが整っていきます。
悩むのはOK、でも“悩みっぱなし”はNG
悩むのが悪いのではありません。
大切なのは、悩みに気づき、自分で「問い」に変えられる力を持つこと。
それが、ぶれない軸を持つ第一歩になります。
おわりに:考える力は、日々の“問い”で育つ
“考える力”は、生まれつきの才能ではなく、習慣です。
日常で問いを置き、思考の整理を少しずつ積み重ねることで、誰でも育てていけます。
そして、その力を持つ人は、悩みの中でも自分に戻れるのです。
🎯 今週の“考える力”の宿題
最近、あなたがモヤモヤしていることをひとつ挙げてみてください。
そして問いかけてください:
「それは、“考えてる”? それとも“悩んでる”? 」
▶️次回予告
第8話|「それ、今すぐやらなきゃいけないこと?」
──“やるべき”と“やりたい”を見分ける思考習慣