第5話|ツッコミこそ、大人のセルフケア ──瞑想もいいけど、“笑える問い”のほうが、効くときがある

8/06/2025

問いのある日常

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「自分を整えたい」

そう思ったとき、検索ワードに出てくるのはたいていこんなもの。

  • 瞑想

  • 呼吸法

  • ジャーナリング

  • アロマ、森林浴、音叉

どれもオシャレ、素敵。どれも効果的。
だけど、やってみて続かなかったあなたに、私からのご提案。

“セルフ・ツッコミ”をやってみませんか?

 

真面目な人ほど、整わない paradox

真面目な人ほど、“整え方”に真面目すぎて詰まります。
整えることが、また新たな義務になるからです。

  • ちゃんと深呼吸できたか

  • 瞑想アプリの連続記録が止まってしまった

  • ジャーナル、1週間で白紙…

  • めちゃしんどい

そんな自分にまたツッコむ。

「で、それ、いつから“義務”になってたん?」

このツッコミひとつで、
自分に戻る空気が流れ始める。


“笑える問い”は、脳をゆるめる知的エステみたいなもん

問いには2種類あります。

  1. 深刻になる問い(答えなきゃと思わせる)

  2. ほぐれる問い(自分に笑って戻れる)

セルフ・ツッコミは、後者です。
「やらかしてる自分を許すための問い」でもある。

  • 「え、それって…なんのマイルール?」

  • 「それ、ほんまに今日やる必要ある?」

  • 「で、それで結局どこに向かってんの?」

これらは、冗談のようでいて、
深層のクセを見抜く“笑える知性”です。


大人には「自分を脱がす技術」がいる

大人は鎧を着てる。
正しさ・役割・期待・責任…。
でも、全部着たままじゃ笑えない。

セルフ・ツッコミは、その鎧をやさしく脱がせる技術。
剥がすんじゃない。

撮影終わってるのにまだやってる大根役者そのもの。笑いながら脱げるようにする。

ツッコミとは、知性が優しく肩をたたいてくる感覚です。


おわりに:整う人ほど、よく笑う

ツッコミは、ふざけてるようでいて、
人生における「本当の自分」との再会をサポートします。

呼吸法も、瞑想も、アロマも素晴らしい。
でも、ツッコミはどこでも、すぐにできるセルフケア。

思考が渋滞したら、まずツッコむ。

「なあ、それ、ほんまに今、必要なん?」って。

自分の言動にやさしくツッコミを入れるだけで、
不思議と、整い始めるから人生は面白いのです。


🎭本日のセルフ・ツッコミの宿題

1日ひとつ、心の中で“ツッコミ”を育ててみてください。
あなたのユーモアと知性が、静かに目を覚まします。


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