第4話|がんばってる“フリ”をしてる自分にツッコんだ日──本気と惰性の境目で、私はようやく整い始めた元大根役者

8/04/2025

問いのある日常

t f B! P L


「もう限界です…」

そう言いながら、スケジュール帳には空きがない。
“頑張ってる自分”は確かに存在する。
でも、なぜかちっとも満たされていない

そのとき、ふと心の奥から出てきたツッコミ。

「え、それって…“がんばってるフリ”じゃない?」

 

がんばってる自分に酔っちゃいけない

がんばってる。
誰よりも動いてる。
誰よりも責任感ある。

でもその裏で、何かをごまかしてる。
本当は「進んでない感覚」にうすうす気づいてる

でも、その不安をごまかすために、
もっと予定を詰め込む。
もっと自分に鞭を打つ。
…そして、また疲れる。

そんな状態を当たり前にしてはいけません。

まずは自分に酔ってしまってないか、チェックしてみましょう。


「フリ」は、自分を守るための演出でもある

誰もが、何かしらの“フリ”をして生きている。
でも、それが苦しくなってきたときこそ、問い直しのサイン。

  • 本当に“やりたくて”やってること?

  • 本当に“助けたくて”頑張ってるの?

  • 本当に“誰かのため”って、誰のこと?

こうした問いを、深刻にならずに投げかけるための鍵
セルフ・ツッコミなんです。


「惰性」の中にこそ、問いを仕込む

惰性って、自分でも気づきにくいんです。
なぜなら、ちゃんとしてるように“見える”から。

  • 毎日更新してるSNS

  • 丁寧すぎるToDoリスト

  • 見えない誰かへの気配り

  • 引きつりながらの笑顔

そこにツッコミを入れられた瞬間、
“本気”と“惰性”の境界線が見えてくる。

「で、それって結局、何のためやったん?」

この問いが投げられたとき、
やっと立ち止まり、整いはじめる。


頑張るのは、目的じゃなくて手段

大切なのは「頑張ってる演技」じゃなくて、
“どこに向かってるか”を自分で知っていること。

実はめちゃくちゃ難しいことですが

まずはツッコミから始めましょう。自分にやさしくカツを入れるのです。
責めるんじゃない。
ただ、「今ここ」へ引き戻してくれる。

そして一歩引いて見ることで、
惰性を脱ぎ、本気を取り戻すことができます。

あまりにも演技に夢中になりすぎた元大根役者のようですね。


おわりに:本気に戻るための、たったひとつの問い

忙しさの中で、自分に問いかけてみてください。

「それって…“フリ”?」

もし、答えに詰まったら。
あなたの中に惰性が潜んでるサインかもしれません。

ツッコミは、自分を裏切らないための静かな誠実さです。
そして、整いのきっかけは“本気に戻る瞬間”にあります。


🎭本日のセルフ・ツッコミの宿題

あなたの1日の中で、
「え、それって…誰のため?何のため?」と感じた瞬間をひとつ、ツッコんでみてください。
「大根役者もうええで」 

惰性のベールをはがすところから、本気ははじまります。

 

次回予告:

ツッコミこそ、大人のセルフケア──瞑想もいいけど、“笑える問い”のほうが、効くときがある。