「もう限界です…」
そう言いながら、スケジュール帳には空きがない。
“頑張ってる自分”は確かに存在する。
でも、なぜかちっとも満たされていない。
そのとき、ふと心の奥から出てきたツッコミ。
「え、それって…“がんばってるフリ”じゃない?」
がんばってる自分に酔っちゃいけない
がんばってる。
誰よりも動いてる。
誰よりも責任感ある。
でもその裏で、何かをごまかしてる。
本当は「進んでない感覚」にうすうす気づいてる。
でも、その不安をごまかすために、
もっと予定を詰め込む。
もっと自分に鞭を打つ。
…そして、また疲れる。
そんな状態を当たり前にしてはいけません。
まずは自分に酔ってしまってないか、チェックしてみましょう。
「フリ」は、自分を守るための演出でもある
誰もが、何かしらの“フリ”をして生きている。
でも、それが苦しくなってきたときこそ、問い直しのサイン。
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本当に“やりたくて”やってること?
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本当に“助けたくて”頑張ってるの?
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本当に“誰かのため”って、誰のこと?
こうした問いを、深刻にならずに投げかけるための鍵が
セルフ・ツッコミなんです。
「惰性」の中にこそ、問いを仕込む
惰性って、自分でも気づきにくいんです。
なぜなら、ちゃんとしてるように“見える”から。
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毎日更新してるSNS
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丁寧すぎるToDoリスト
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見えない誰かへの気配り
引きつりながらの笑顔
そこにツッコミを入れられた瞬間、
“本気”と“惰性”の境界線が見えてくる。
「で、それって結局、何のためやったん?」
この問いが投げられたとき、
やっと立ち止まり、整いはじめる。
頑張るのは、目的じゃなくて手段
大切なのは「頑張ってる演技」じゃなくて、
“どこに向かってるか”を自分で知っていること。
実はめちゃくちゃ難しいことですが
まずはツッコミから始めましょう。自分にやさしくカツを入れるのです。
責めるんじゃない。
ただ、「今ここ」へ引き戻してくれる。
そして一歩引いて見ることで、
惰性を脱ぎ、本気を取り戻すことができます。
あまりにも演技に夢中になりすぎた元大根役者のようですね。
おわりに:本気に戻るための、たったひとつの問い
忙しさの中で、自分に問いかけてみてください。
「それって…“フリ”?」
もし、答えに詰まったら。
あなたの中に惰性が潜んでるサインかもしれません。
ツッコミは、自分を裏切らないための静かな誠実さです。
そして、整いのきっかけは“本気に戻る瞬間”にあります。
🎭本日のセルフ・ツッコミの宿題
あなたの1日の中で、
「え、それって…誰のため?何のため?」と感じた瞬間をひとつ、ツッコんでみてください。
「大根役者もうええで」
惰性のベールをはがすところから、本気ははじまります。
次回予告:
ツッコミこそ、大人のセルフケア──瞑想もいいけど、“笑える問い”のほうが、効くときがある。