「最近なんだか、心がしんどい」
そんなとき、何が原因かよくわからず、とりあえず休んでみても、スッキリしないことってありませんか?栄養ドリンクでごまかしていませんか?
その“心の疲れ”の正体は、「やらなきゃ」で埋め尽くされた頭の中かもしれません。ドリンク代浮きますよ。
“やらなきゃ”は、知らないうちに積もる
・返事していないLINEがたくさん
・やりかけの仕事が山積み
・あの人に連絡しなきゃ
・そろそろ勤務行かなきゃ
・ちゃんと休まなきゃ
気づけば、「◯◯しなきゃ」が脳内を占拠している。
そして、それが“自分の中の圧力”になっていくのです。
本当に疲れているのは、「思考」ではなく「指令」
脳は、思考そのものよりも、「やれ!急げ!忘れるな!」という指令に疲れます。
“やらなきゃ”は、一見思考のように見えて、実は「自分を追い詰める命令」になっていることが多い。
だから、考えれば考えるほど疲れる。
その原因は、考える内容ではなく、「考える姿勢」にあるのです。
「やらなきゃ」を「やりたい」に変換するには?
まずは、頭の中の“やらなきゃ”を全部書き出してみてください。
そしてひとつずつ、問いを立て直していきます:
- 
「本当に今すぐ必要?」
 - 
「これは誰のため?」
 - 
「“私が”やる必要ある?」
 - 
「それって、“やりたい”ことだった?」
 
問いかけることで、命令形から選択肢に変わっていきます。
心が疲れているときほど、“自分に優しく問いかける”
疲れているときほど、「もっと頑張らなきゃ」と自分を追い込みがち。
でも、そんなときに必要なのは、さらに命令を積み上げることではなく、静かに問いを置くことです。
「今の私が、本当に必要としているのは何?」
その一言が、心を整えるはじまりになります。
🎯今週の“考える力”の宿題
最近あなたの頭の中にある“やらなきゃ”を3つ書き出してください。
そして、それぞれに問いかけてみてください:
「これは、私が“やりたい”と思ってること?」
▶️次回予告
第11話|「ちゃんとしなきゃ」が止まらない理由──まじめな人ほど苦しくなる“理想の自分”との付き合い方