「なんか冷たい目で見られたかも」
「これを言ったらどう思われるだろう…」
「変に思われたくないな」
──そんなふうに、“人の目”が気になって動けなくなること、ありませんか?
それ、もしかすると“評価のループ”にハマっているサインかもしれません。
「評価のループ」とは?
評価のループとは、自分の行動や発言を「他人の目」から何度も見直してしまう思考パターンのこと。
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褒められたい
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嫌われたくない
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失敗したと思われたくない
 
こうした思いが強くなると、「自分で感じたこと」よりも「どう見られるか」の方が基準になってしまいます。
“人の目が気になる”のは、感受性が高い証拠
まず大前提として、人の目が気になるのは「弱い」からではありません。
むしろそれは、あなたが
✔︎ 空気を読める
✔︎ 繊細な気配りができる
✔︎ 周囲との調和を大切にできる
という「感受性の高さ」の証です。
でも、その感受性が“評価の軸”にすり替わると、自分の感覚がわからなくなってしまうのです。
されることは、幸せの条件じゃない
現代社会では、「評価される=価値がある」と思いがちですが、本当の自分らしさは“評価”では測れません。
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いいねがつかない投稿
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誰にも気づかれなかった親切
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報われない努力
 
──それでも、あなたが「やりたい」と思ってやったことなら、価値はすでにそこにあります。
自分の“視点”を取り戻す方法
「人の目が気になる」とき、自分の視点は“外”に飛んでいます。
だからこそ、意識的に“内側”に視点を戻すことが大切です。
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「私はどうしたい?」
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「私はどう感じた?」
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「私はこれを“誰のため”にしてる?」
 
この問いかけを続けることで、評価のループから少しずつ抜け出せます。
おわりに:「見られる私」より、「感じてる私」
誰かの期待に応え続ける人生も、悪くはないかもしれません。
でも、自分の感覚を無視し続けると、心がどこか空っぽになっていきます。
「見られる私」ではなく、「感じてる私」を大切にする。
その一歩が、自分らしい人生をつくる土台になります。
🎯今週の“考える力”の宿題
最近、「人の目が気になった出来事」をひとつ思い出してください。そのとき、自分の心の中では何を感じていましたか?
「私は、本当はどうしたかった?」と問いかけてみてください。
▶️次回予告
第13話|「何もしたくない」は、“エネルギーが戻る前兆”です──やる気ゼロの自分を責めないために知っておきたいこと