第12話|「人の目が気になる」は、“評価のループ”にハマってるサイン ──自分らしさを取り戻すための“視点の切り替え方”

8/20/2025

🧠 考える力

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「なんか冷たい目で見られたかも」
「これを言ったらどう思われるだろう…」
「変に思われたくないな」

──そんなふうに、“人の目”が気になって動けなくなること、ありませんか?

それ、もしかすると“評価のループ”にハマっているサインかもしれません。




「評価のループ」とは?

評価のループとは、自分の行動や発言を「他人の目」から何度も見直してしまう思考パターンのこと。

  • 褒められたい

  • 嫌われたくない

  • 失敗したと思われたくない

こうした思いが強くなると、「自分で感じたこと」よりも「どう見られるか」の方が基準になってしまいます。




“人の目が気になる”のは、感受性が高い証拠

まず大前提として、人の目が気になるのは「弱い」からではありません。

むしろそれは、あなたが
✔︎ 空気を読める
✔︎ 繊細な気配りができる
✔︎ 周囲との調和を大切にできる
という「感受性の高さ」の証です。

でも、その感受性が“評価の軸”にすり替わると、自分の感覚がわからなくなってしまうのです。




されることは、幸せの条件じゃない

現代社会では、「評価される=価値がある」と思いがちですが、本当の自分らしさは“評価”では測れません。

  • いいねがつかない投稿

  • 誰にも気づかれなかった親切

  • 報われない努力

──それでも、あなたが「やりたい」と思ってやったことなら、価値はすでにそこにあります。




自分の“視点”を取り戻す方法

「人の目が気になる」とき、自分の視点は“外”に飛んでいます。

だからこそ、意識的に“内側”に視点を戻すことが大切です。

  • 「私はどうしたい?」

  • 「私はどう感じた?」

  • 「私はこれを“誰のため”にしてる?」

この問いかけを続けることで、評価のループから少しずつ抜け出せます。




おわりに:「見られる私」より、「感じてる私」

誰かの期待に応え続ける人生も、悪くはないかもしれません。
でも、自分の感覚を無視し続けると、心がどこか空っぽになっていきます。

「見られる私」ではなく、「感じてる私」を大切にする。
その一歩が、自分らしい人生をつくる土台になります。




🎯今週の“考える力”の宿題

最近、「人の目が気になった出来事」をひとつ思い出してください。

そのとき、自分の心の中では何を感じていましたか?
「私は、本当はどうしたかった?」と問いかけてみてください。




▶️次回予告

第13話|「何もしたくない」は、“エネルギーが戻る前兆”です
──やる気ゼロの自分を責めないために知っておきたいこと