この記事のポイント:「今年こそは変わろう」の願いを活かすには、不安や恐怖を押し殺さず、まず受け入れること。整形外科医・Dr.EKO博士が、心の声を"適切に"聴く勇気と、ノート術で不安と優しく向き合うスラトレ®の入り口を綴ります。
「今年こそは」を活かすために必要なこと
「今年こそは変わろう」「今年こそは痩せる」「今年こそは運動を始める」——新しい年を迎えると、誰もが胸に抱くこんな願い。この「今年こそは」という思いは、実はとても素晴らしいものです。ただし、その貴重な思いを活かすためには、丁寧な向き合い方が必要になります。
「今日から変わろう」その思いは、あなたの心の奥深くから発せられる大切なメッセージです。しかし同時に、その声を聞いた途端に襲ってくる不安や恐怖。それは決して押し殺すべきものではありません。
不安や恐怖を押し殺して進む危うさ
私は医師として20年以上、数多くの方の体と心に向き合ってきました。そこで気づいたのは、多くの方が「変わらなければ」という焦りから、不安や恐怖を押し殺して無理に前に進もうとされている、ということです。
「運動を始めなければ」「痛みに耐えてでも頑張らなければ」「怖くても飛び込まなければ」——しかし、この「〜しなければ」という強迫的な思いは、かえって私たちの心と体を縛り付けてしまいます。不安や恐怖を押し殺して得た「成功体験」は、本当の意味での成功体験にはなりません。むしろ、その体験自体が新たな不安や恐怖の源となってしまうこともあるのです。
スラトレ®を開発した最大の理由
私がスライブトレーニング®を開発した最大の理由は、ここにあります。まず大切なのは、不安や恐怖と向き合い、それを理解し、受け入れること。それが、本当の変化への第一歩だと考えています。
もう少しだけ、自分への優しさで包んだっていいじゃないか。これまでこんなにおひとりで頑張って来られたのだから——そんな思いから生まれたのがスラトレ®です。
このトレーニングの真骨頂は、不安や恐怖を優しく包んで、最後にそっと取り除いていくところから始めます。単に「なぜできないのか」に耳を傾けるだけでは足りません。私たちはノート術を使って、その不安や恐怖をきれいさっぱり整理していきます。まるで“外科手術のように”、的確に丁寧に。
その結果、本来のあなたが持っている可能性が、自然と開いていくことを目指します。
強行突破は不要——心の準備を大切に
スタンフォード大学での研究経験を通じて、私は「心の準備」がいかに重要かを学びました。例えば、「運動を始めたい」と思っているのに、「自分には無理かも」「周りの目が気になる」という不安が強いなら、まずはその不安の正体をノートに書き出し、一つひとつ向き合っていけばいいのです。
怪我を抱えたまま我慢して走り続けるような強行突破は、必要ありません。
「頑張らなければ」が痛みを生む——日本人の傾向
私が医療現場で出会った患者さんたち、そしてそのご家族、さらに社会の中で出会ってきた多くの方々を見てきた中で、特に気になるのは、日本人が不安や恐怖を抱えたまま「頑張って」しまう傾向です。まるでまだ“戦時中のよう”だと感じることもあります。
病院の中でも、会社の中でも、家庭の中でも、この傾向は変わりません。「頑張らなければ」という思いが強すぎるあまり、心の声を無視して強行突破してしまう。その結果、本来であれば避けられたはずの痛みや不調を引き起こしてしまうことがあります。不安や恐怖という感情は、実は私たちの心と体を守るための大切なシグナルなのです。
必要なのは"優しさ"——心の声に丁寧に向き合う
今、あなたの心は何を恐れているのでしょうか。その不安は、どこから来ているのでしょうか。これらの問いかけに丁寧に向き合うことこそが、本当の変化への扉を開く鍵となります。
多くの方の中には、ただただ「絶対にスラトレ®を成功させたい」「根っこから変わりたい」という良いイメージしか隠れていないことがあります。とても真面目で純粋なのです。だからこそ、不安や恐怖との付き合い方を一緒に学んでいけたらと思っています。
理論的根拠のない方法に身を委ねる必要はありません。不安や恐怖と向き合うための、温かく優しい道筋を一緒に歩んでいきましょう。
Dr.EKO博士からのメッセージ
不安や恐怖は、あなたの心が発する大切なメッセージです。日本人の私たちは「頑張らなければ」と思いがちですが、それを無理に押し殺す必要はありません。適切にノート術を使えるようになれば、その不安や恐怖を、ご自身で少しずつ整理していけるようになります。
整形外科医として数々の手術と向き合ってきた経験から、私はそう感じています。さあ、いつまでその不安や心配と一緒に過ごしますか?適切な扱い方を学び、本来のあなたを取り戻していきましょう。
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※本記事は情報提供を目的としており、医療行為・心理療法ではありません。個人の感想であり、効果を保証するものではありません。
最終更新:2026年4月