この記事のポイント:整形外科医・医学博士のDr.EKOが、株式会社ヤエコフ起業時の葛藤と、マルクス・ガブリエルらが提唱する「倫理資本主義」との出会い、そしてスラトレ®で展開している対人援助職・医療従事者向けの副業/起業支援への想いを綴ります。
「資本主義では創業したくない」という出発点
「資本主義では創業したくない」——それだけは、はっきり分かっていました。利益だけを追い求めることに、私は希望を見出せませんでした。資本主義とは、その名の通り「資本」に重きを置く考え方で、利益の追求を最優先するシステムです。
でも、実際どうしたらいいのか、正解は分からないまま、手探りでスタートしたのが株式会社ヤエコフでした。
ヤエコフの4つの理念
株式会社ヤエコフの理念は、次の4つです。①世界中のだれ1人からも嫌われない事業にしよう。②①ができたら、この世でだれか1人を安心で涙させよう。③①②ができたら、だれか1人を感動で泣かせよう。④①②③ができたら、それをただひたすらに継続しよう。
起業当時、「そんな綺麗ごとで事業なんてできるの?」「理想論すぎるよ」「病院の中と社会の厳しさは違うんだよ」という声もありました。冷ややかな反応も、真摯に受け止めました。それでも、利益や収入の数字だけを追い求めることに、希望を見出せなかったのです。
「わざわざ」選ぶなら、特別な何かが必要だった
安定した病院勤務を「わざわざ」出るのです。ただお金を稼ぐためだけなら、そのまま病院に残るほうが合理的です。でも、「わざわざ」選ぶなら、そこには特別な何かがなければならない。利益ではなく、もっと価値を感じられる何かが。
日本で、日本語で起業する意味を問い直す
たとえば、アメリカには巨大なテックカンパニーがあります。彼らのように世界を相手にするなら、資本主義のルールに乗るのが最も合理的で、米国株で利益を追求したほうが、ずっと確実でしょう。
そもそも、アメリカで起業すれば英語圏60億人以上が対象。日本語で起業するなら、せいぜい1億人しかターゲットになりません。「なんでわざわざ日本で?」という問いに、胸を張って答えられるか——何度も自問自答を繰り返しました。
「倫理資本主義」という概念との出会い
そんな時、マルクス・ガブリエルらが提唱する「倫理資本主義」という概念を知りました。合点がいきすぎて、思わずニヤけたのを覚えています。倫理資本主義とは、倫理×資本主義。簡単に言えば、社会に良いことをしつつ、正当な対価をいただく考え方です。
これは医療従事者の「デフォルト設定」ではないか
これこそ、まさに医療従事者のデフォルト設定ではないか——そう感じました。患者さんのために尽くすことが当たり前になっている医療者にとって、「人のためにやる」と「正当な対価を得る」を両立させることに違和感を抱く人は多いもの。
でも、本当に大切なのは、どちらかを選ぶことではなく、両方を正しく機能させること。その視点を得たとき、私の中で何かがすとんと腑に落ちました。
スラトレ®での副業・起業支援
スラトレ®では、副業・起業したいけれど不安を感じている対人援助職や医療従事者のサポートも行っています。「病院の外に出るのが怖い」「資本主義の世界は、自分には合わない気がする」「でも、自分のやりたいことを形にしたい」——こうした想いを抱える方はもちろん、その他の分野の方でも、スラトレ®の初級+中級コース修了後にご利用いただけます。
副業・起業支援は、オンラインサロン形式で実施しています。まずは「ネガティブな感情に振り回されずに取り組む」こと——それが、スラトレ流の大切な出発点です。倫理資本主義の視点を持ちながら、自分らしい事業の形を一緒に見つけていくお手伝いをしています。
Dr.EKO博士からのメッセージ
社会に良いことをしつつ、正当な対価をいただく——この「倫理資本主義」の視点は、対人援助職の方々こそ、もっと自分の中で育てていってほしいと感じています。興味のある方は、ぜひご相談ください。
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※本記事は情報提供を目的としており、医療行為・心理療法ではありません。個人の感想であり、効果を保証するものではありません。
最終更新:2026年4月